腰痛のみなさんには
一般的に腹筋体操が普及しています。
まず、結論からいいますね。
腹筋は、腰痛に効果はない可能性が高いです。
えっ?と感じるかもしれません。
理由は二つあります。
一つずつ、説明していきますね。まず
一つの筋肉を動かすとバランスは崩れる
筋肉は外側の筋肉を特に優位に動かしてしまう傾向があります。
みなさんも、肩のインナーマッスルとか聞いたことありませんか?
最近の論文では
・腹横筋(腹筋よりも深いインナーマッスル)を単独で働かす
・腹筋と腹斜筋などと一緒に働かす
これを比べた場合に、なんと
腹横筋の単独収縮の方が骨盤の安定性に寄与するとの研究が報告されています。
論文tweetはこちらです。ぜひ、参考にしてみてください。
このことから、わかることは
筋肉は、スポーツで昔から言われているように
ただ、単に鍛えるのではなく
「協調性」があってこその筋力
だという理解が出来ますね。
つまり、バランス協調性を失うことで
腰痛を、引き起こす可能性があると推測できます。
そして、もう一つの腹筋のデメリットがこちらです。
腹筋やりすぎ=柔軟性がなくなる=猫背
(動画リンク)
この腹筋の運動を見てわかるように
体幹の屈曲(つまり曲げる)が「腹筋」の動きになります。
この動きをすると、最後にクの字になりますよね?
表面の筋肉が固まると、グッと曲げた状態に近くので
猫背になります。
専門的にいいますと
背骨の屈曲動作が
椎間板の圧力を上げ、腰痛を引き起こす可能性があります。
その証拠に
整形外科で推奨されている運動
マッケンジー体操
これは、まさしく背骨を反らす体操になります。
腹筋とは真逆の運動になりますよね?
まとめ
腹筋のやりすぎは筋肉のバランスを崩す
腹筋が硬くなると、猫背になり腰痛になる