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足首捻挫の内側が痛い場合

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足首捻挫の内側が痛い場合

みなさんは、足首捻挫で足の内側が痛くて困ったことありますか?

足首捻挫といえば、「内返し捻挫」が一般的です。

足の「外くるぶし」が痛める頻度が最も高いです。

この記事を読めば

内側が痛い時の原因、対処方法を理解できると思います。

足首捻挫で内側が痛い時の3つの可能性

靭帯損傷

(Wikipediaより引用)

1つ目は「靭帯損傷」の場合

三角靱帯は「内側靱帯」と呼ばれています。

ここは、単独で痛めることはないので、複合的に損傷することが多いです。

強固な靭帯ですので、内返し捻挫の後遺症で

「気がついたら内側も痛かった」

こうして、見つかることが多いです。

場所としましては

「内くるぶしの真下、斜め前、後ろ」の頻度で痛みがでます。

まとめますと

「外側も痛くて、内側も痛い」

この状態であれば、複合損傷の可能性が高く

一時的に、包帯固定やサポーターは必要です。

有痛性外脛骨

日本整形外科スポーツ医学会より引用

2つ目は「有痛性外脛骨」

赤矢印がついていますが、靭帯損傷とは場所が違います。

鑑別は、足の土踏まずの真ん中にある骨が痛くなります。

これは、スポーツをやられている子供に多いです。

外脛骨は、足のアーチの高いことが原因なのですが、今日は割愛します。

腱の腫脹

日本整形外科スポーツ医学会より引用

3つ目は腱の腫脹です。

足首の内側には、後脛骨筋腱という腱があります。

ここが、足首捻挫と同時に損傷することが多いです。

「内くるぶしが、見えない状態になっている」

このような状態になると、腱に炎症を認めることが多いです。

損傷具合としては、3つの中では一番軽いかと思います。

対処法

やはり、氷でのアイシングが一番効果があります。

急性期のアイシングの量で、後遺症が決まります。

やり方などは、一言ではいえませんので

詳細を知りたい方は、下記を参照にして下さい。

病院の選択

・ケガやスポーツ障害に強い病院へ行くこと

・MRIの撮影が可能な病院へ行くこと


これがベストですが、最も大事なことは、誰に見てもらうか?

救急病院は、リハビリまで見てくれません。

日頃から、知り合いの先生を見つけておくこと

これが、とても大事なことです。

下記でも詳しく説明しております。参考にして下さい。

まとめ

靭帯損傷
・外脛骨
・腱の腫脹


足首捻挫の内側が痛い場合には、上記3つの可能性があります。

確定診断を出してもらい、正しい治療をうけましょう。

近隣に良い病院がない場合、いつでも相談ください。

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