捻挫

足首捻挫はストレッチ禁止

投稿日:

足首捻挫はストレッチ禁止

こんにちは、院長の増田です。今日は足首捻挫のストレッチしてはいけないという話になります。先日、こんなツイートをしました。

ここにも書いてある通り、時期を間違えると大変危険です。

そして、ストレッチが良くない理由があります。ご紹介していきたいと思います

ストレッチが良くない3つの理由

①靭帯や筋肉を損傷する

✔︎組織の損傷と痛みの回復程度にはタイムラグがあるから

例えば、足首捻挫を例にとってみますね。

2週間経過すると、痛みが消失してきます。

この時には、組織には靭帯の元である線維芽細胞という細胞が集まっています。

この細胞が、のちの靭帯組織にコラーゲンとして架橋を作ります。

そして、強固な靭帯組織に置き換わります。

この時期に痛みがない場合が多いことが問題なんですね。

これは、みなさんだったらどうですか?

「もう治ってきている?」

と感じるのではないでしょうか。

この時期にストレッチをしてしまうと、再生しかけていた組織を痛めてしまう原因になってしまいます。

これが、1つ目の理由です。次は2つ目ですね。

②悪化する可能性がある

✔︎取り返しがつかない状態になる

ストレッチはする時期を間違えてしまうと

あとで、取り返しがつかないことが多いです。

例えるなら、怪我をした時のかさぶたをはがすようなイメージですね。

すぐには、出血して止まることはないですよね?

これが、タイミングを間違えると再負傷してしまいます。

そして、再負傷してしますと腫れがなかなか引きません。

結果として、取り返しがつかない状態になってしまう訳ですね。

③熱が増えて腫れてしまう

✔︎組織は引っ張られると、炎症が増加する

無理にストレッチをした結果、やはり炎症が広がってしまいます。

例えば、筋肉組織と輪ゴムが似ています。

口に輪ゴムを加えて、引っ張って見てください。

口が熱く感じてくるのがわかるはずです。

このように、組織は引っ張ったりしてはいけません。

熱はストレスになり、その後の炎症が治りにくくなります。

これも、ストレッチをオススメしない理由の1つです。

ストレッチの時期にだけ注意しよう

✔︎2週間から3週間後にゆっくり始めましょう

組織のコラーゲンが、十分に配列する時期が2〜3週間になります。

そこからは、少しずつストレッチなどを開始していっても良いでしょう。

ただし、先ほどもいいましたが、万が一早すぎると再受傷のリスクもあります。

ですので、出来れば軽い運動から開始した方がベストかと思います。

まとめ

✔︎ストレッチには悪くなる理由がある
・靭帯、筋肉損傷
・悪化する可能性
・熱が増えて腫れる

✔︎やるなら時期を間違えてはいけない
組織が回復するのを待ってから開始する

不明な点あれば、ご質問等お待ちしております。

友だち追加

noteにても、セルフで治すシリーズ販売しております。
ご興味のある方は↓
https://note.com/masudaseikotsuin

-捻挫

関連記事

足首捻挫の内出血から分かること

足首捻挫の内出血からわかること 骨折骨挫傷中程度の捻挫重度の捻挫 損傷程度で行くと、この4つです。どれも、ヒドい損傷ではあります。やはり、捻挫の組織の出血が起こるというのは「それなりの損傷が発生してい …

足首捻挫はどんな病院へいく?

足首捻挫はどんな病院へいく? 足首捻挫をした際にどんな病院に行くべきか?この記事を読むことで、どの病院へ行くべきか理解できます。ここからは、2つの選択肢をご紹介したいと思います。 地域のかかりつけ病院 …

足首捻挫の内側が痛い場合

足首捻挫の内側が痛い場合 みなさんは、足首捻挫で足の内側が痛くて困ったことありますか?足首捻挫といえば、「内返し捻挫」が一般的です。足の「外くるぶし」が痛める頻度が最も高いです。この記事を読めば内側が …

リスフラン関節が治らない理由

『足の甲の痛みが見逃される理由』 「足首捻挫」の次に一番見逃してしまう事が多いのが「足の甲の捻挫」です。正式名称 「リスフラン関節」   「ショパール関節」 足首捻挫で多い「前距腓靭帯」の損傷に隠れて …

足首捻挫に固定はいらない

足首捻挫に固定はいらない こんにちは院長の増田です。いつも、ブログへの訪問ありがとうございます。本日は、「足首とサポーターの必要性」についてお話しします。足関節捻挫にはサポーターはいりません理由は二つ …